Lin & Daughters
Lin & Daughtersは、Apple Business Connectを活用して、レストラン経営に役立つ重要なカスタマーインサイトを取得。
レストランのLin & Daughtersは、2023年のオープン以来、マンハッタンのウェストビレッジで中華風のおいしいコンフォートフード(安らぎや幸福感をもたらすような料理)を提供してきました。同店では、Apple Business Connectを活用して、スペシャルメニューのフェアを宣伝したり、ブランドの認知度を高めたり、インサイト機能を使って次の出店場所を計画したりしています。
30%
オーナーで創業者のBecky Lin氏は、レストラン経営にまつわる数え切れないほどの苦労話を持っています。2023年、ニューヨーク市に店をオープンしてからというもの、思いも寄らないさまざまな問題に直面してきたとLin氏は話します。リスにケーブルをかじられて店のインターネットがつながらなくなったり、配達用の自転車を盗まれてマンハッタン中を探し回ったりといった具合です。
「うまくいかないことなんて、いくらでもあります」とLin氏は笑いながら話します。
盗まれた自転車は、幸運にも見つけ出すことができました。そして、Apple Business Connectのおかげで、日々のレストラン経営に必要な作業を効率化する方法も見つけることができました。
「Business Connectへの登録は、やるべきことの中で最も簡単な作業でした」
マンハッタンのにぎやかなウェストビレッジに店舗を構えるLin & Daughtersの原点にあるのは、Lin氏が実家のレストランで働いていたころの経験です。このレストランでLin氏は、自家製の餃子作りを手伝っていました。「お店で提供する料理やサービスは、私たちにとって『愛の言葉』でした」とLin氏は振り返ります。「私の中には、そうした生まれついての感情、つまり料理やサービスを通じて人をもてなしたいという気持ちがずっとあったのです」
そこでLin氏は、あの和やかな雰囲気を自分自身の家族のために再現しようと、Lin & Daughtersのオープンを決意します。おいしい餃子や麺類など、オリジナルの中華風コンフォートフードが売りのレストランです。Lin & Daughtersでは、2023年からずっと、メニューの宣伝や店がどのように検索されているかの把握、店の認知度向上にApple Business Connectを活用してきました。
Apple Business Connectで最初にしたことは、場所カードを作成して店の写真や営業時間を設定し、その情報がマップやSiri、ウォレットなどのサービスで正確に表示されるようにすることでした。次に、メールアプリとiPhoneのタッチ決済でブランド機能を使い、メールや決済時のiPhoneに店の名前とロゴが表示されるようにしました。
「ブランドの構築には、オープン当初からこだわっていました」と話すLin氏は、取り組みの例として、店のロゴを商品パッケージやWebサイト、店舗の窓に目立つように掲示していることを挙げます。「このロゴがメールアプリに表示されているのを見たときは感激しました。オンラインでのブランドプレゼンスが、ようやく実店舗と同じくらいにまで洗練されたと感じたんです」
店のロゴは、iPhoneでタッチ決済を行う際にも表示されます。これは、ポップアップストアやイベントなどあらゆる販売機会での決済体験に統一感を持たせて、Lin & Daughtersのブランドを強化するのに役立っています。iPhoneのタッチ決済は、お腹をすかせたリスのせいでインターネットが1週間使えなくなったときにも活躍してくれました。「あのときは本当に助かりました」とLin氏。「iPhoneだけで注文を取ることができましたから」
またLin & Daughtersでは、夏の人気メニューとなった「季節限定エビ入り冷製そばサラダ」などの特別メニューの宣伝にショーケースを使っています。「気温が38度近くになり、湿度も高い夏のニューヨーク市では、熱々の麺類はあまり注文してもらえません」とLin氏は言います。「それなら冷たい品をということで、シャキシャキとしたサラダと冷たい麺の商品をメニューに加え、ショーケースで宣伝したのです」。結果、この戦略は大当たりし、エビ入り冷製そばサラダの注文数はショーケース掲載後に30%も増加しました。
「このロゴがメールアプリに表示されているのを見たときは感激しました。 オンラインでのブランドプレゼンスが、ようやく実店舗と同じくらいにまで洗練されたと感じたんです」
くつろいで食事してもらうことを大切にしているLin & Daughtersでは、店内でゆっくり座れる人数は10人ほどであり、デリバリーでの注文が売上のかなりの部分を占めています。そこでLin氏は、場所カードにカスタムアクションリンクを作成し、お客が店に直接注文できるようにしました。またApple Business Connectのインサイト機能を活用して、お客がどのように検索して店にたどり着いたかを確認しています。
「インサイト機能は本当に便利だと思いました。マンハッタンでは、商圏がとても局所的ですからね」とLin氏は語ります。
お客の動きを理解することは、Lin氏が次の出店場所を決めるヒントにもなりました。ヒートマップを使ってお客の検索行動を分析することで、すでに店のブランドが認知されていて、なおかつ成長の余地があるマンハッタンのエリアを探すことができたのです。
2025年秋、そうして絞り込んだ市内のフラットアイアン地区にLin & Daughtersの第2号店をオープンしました。Apple Business Connectを活用することで、Lin氏は、レストラン経営の課題について悩む時間を減らし、料理への情熱を広く届けることに注力できるようになったと言います。「誰かが料理をほめてくれたときはもちろん、笑顔でうなずいてくれただけでも、ちょっとした愛情を感じてこれからもがんばろうという気持ちになれます」とLin氏。「そうしたときは初心を思い出しますね」
データはお客様から提供されたものです。Appleは提供されたデータの収集や分析には関与していません。